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流出解析プログラムを作成しました

流出解析プログラムを作成しました

企画設計部と空間計測部では、一つの業務を分担して担当することがあります。
そのほとんどが、設計部が受注した業務内の「設計に必要な測量」を、空間計測部で受け持つという形です。

しかしながら今回は、全く違った形での共同作業となりました。

それは、「流出解析プログラムの作成」です。

設計業務では、業務の目的に応じて調査を行います。時に調査の内容は、現在の状況だけでなく、
起こりうる状況変化の予測も必要とされます。
そしてその「予測」をより正確に行うために「解析」が必要とされます。

今回、企画設計部で取り組んだ「流出解析」のプログラミングは、
降雨状況による洪水ピーク流出量の変化を評価するものです。
※(社)土木学会『水理公式集』のプログラムを参考に作成しています。

>>流出計算の概要は、

先ず雨量データから各支流領域の斜面流の流量を計算し、各支流域からの合流による流入を考慮しつつ
斜面流が流れ込む河道の中での各河道流の計算をし、流量の算出をします。
これにより、洪水時の河道流が予測可能になります。

先日行われた技術発表会でも、『流出解析ソフト開発』として発表され、最優秀賞となりました。

🐟

お話を冒頭に戻しまして、

どこが、企画設計部と空間計測部の共同作業だったのかと申しますと、、、

この企画設計部の知識と構想の下、解析プログラムを作成構築したのが空間計測部所属の
大いなる新人(50代中途採用/元某大手システム会社管理職級。※いわゆる中途採用ガチャでウルトラアルティメットレアキャラを引き当てた感じです)だったわけです。

ソフトの開発を始めたのが昨年度末の繁忙期、そして異業種からの転職とはいえ即戦力の新人さんは、
既にいくつもの業務に参戦しており、同時進行でプログラミング開発を任されたため、周りも含めて
時間と作業のやりくりを協力気力で乗り切ったというわけでございます。


誰かが何か一つを「ぐいっ!」と押し出すためには、周りが間接的に支え持つ必要がある、
という構図は、仕事の中で往々にしてあることではないでしょうか。
これも共同作業の一つの形だと思います。

いやしかし、本当に、『企業は人なり』ですね。
1人の存在が、こんなに周りに可能性を感じさせてくれるとは。すごいです。

これからも、部門を越えた連携で、様々なことに取り組んでいきたいですね。

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