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矢作ダムにて【後編】

矢作ダムにて【後編】

【前編】を投稿してから、今日は何日目なのでしょう。

早くも年の瀬。ああ、恐ろしい。時の流れは残酷ですね。
だからこそ人の営みは素晴らしい、なんて壮大な話をする気は全くございませんよ。

さて、お待ちかねの『矢作ダムにて【後編】』です!
(誰も待っていない?自分は待ってた。朝起きたら勝手に記事がUPされてたりしないかな?って願うくらいには待っていました。)

では引き続き、この日の現場は、矢作ダム!

【前編】で現れた、応援部隊(黄色矢印)

彼らは弊社自慢の水軍パワー部隊(若手班)

彼らの任務は、ソナーボートでの計測作業の安全を見守ること、そして計測結果を検証するための実測値を観測することです。

そのために今回導入したのが、水上での機動力を持たせたフロートボート!

いやこれ絶対楽しいやつですよ。。。

ソナーボートを運んでいるときとは雰囲気がまるで違う正直な面々。

——いや~楽しみだねえ。(初心童心に帰るN部長)
——そうっすねえ。誰から行きますか?(ハイパフォーマンス確定のM主任)
——これどこまで行っちゃっていいんすか?(どんな空気でも読めるS技師)
——(なんか別の気合が入ってるなあ。)(後方から見守るN次長)

ところが・・・

ここへきてまさかの船外機不調。

行くぜいっとエンジンをかけようとしても、ドルッ、プスン、シーン。

ドルッ、プスン、シーン。

ドルッ、

プスン、

まじか。

せっかく張り切って乗り回しに仕事しに来たというのに!
現地に前乗りして昨晩はお腹いっぱい焼肉食べさせてもらってホテルの朝食バイキング好きなだけ食べてそれらの全カロリーを燃焼させに来たというのに!!

測量現場とはトラブルを迎え撃ってなんぼなのだと、
最近、悟りを得つつありますが。。。辛い。

そしてそこに、エンジンのかからないボートをあざ笑うかのようにすごい勢いで近づいてくる物体が・・・

鴨って、あんなに速く泳ぐのかと初めて目にするスピードでした。

取り敢えず追い払います。

——危ないからこっち来ちゃだめだぞう。
——食っちまうどう。←そっち?

そのまま去るかと思いきや、迂回して上陸して来ましたよ。

いやもう、本当に人に馴れている。
というかもう、人を舐めている。
ぐいぐいくる。

結局、何ももらえず帰っていったが、
数時間後、
倍の数になって捲土重来するのであった。(水上だけど)

また来た時も、丁重にお帰り願います。

さあ、鴨にカモられている場合ではありません。

失われた水上の機動力。
君ならどうする。

仕方ない。
こうなれば頼れるのは己の力のみ。

基本、測量はマンパワー!

とばかりに、ダムに漕ぎ出でたるM主任。

おお、何やらせてもうまいもんだなあ。と感心するN部長。

ええ、測量だって得意なんですよM主任。河床を探って深さを測ります。

軽々やっているように見えますが、波、風、そして自分の力加減によって簡単に動いてしまうボート上からの作業は、実際はとても難しいのです。

そんなこんなで、応援要請しておいて本当に良かった、水軍パワー部隊。
主役のソナーボートの向こうで、きっちり大活躍してくれていました!

晴れ間には、眩しい太陽に照らされた美しい大自然に、思わず一時仕事を忘れてしまいました。
絵になりますね。

湖上の人は何を思ふ1

湖上の人は何を思ふ2

湖上の部長は何を思う

「腰、痛いわ」←正解

水辺の作業は安全面から緊張もしますが、陸では味わえない仕事の面白さがあり、モチベーションも上がります。

トラブルに手を焼きながらも、作業中に何度も笑いが生まれた明るい現場でした。

冷たい風と水温にごっそり奪われた体力は、帰りの熱々味噌煮込みうどんで回復してから、帰社の途につきましたよ。

また河床の経過を見るために、来年もこの現場に来るからね!
ソナーボート解析班に加えて、水軍パワー部隊も!

来年度の本業務でもよろしくね!

ね?

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