座談会

大増コンサルタンツの現場リーダーとして活躍する
4部門の責任者が自由に語りあいました!

空間計測部 解析G

石川課長代理(2001年入社)

インフラ保全部

樅山課長代理(2005年入社)

企画設計部

吉田課長代理(2008年入社)

空間計測部 補償G

塚原課長(2009年入社)

現場の責任者としてのやりがいは?

吉田

私が担当している主要道路の設計は、ほとんどの案件が1人の設計者で対応できる仕事量ではありません。そこでチーム全員の協力体制が不可欠になります。責任者としてチームを束ね、全員でアイデアを出して“後世に残る”道路をつくるのは大きなやりがいを感じます。また、設計の仕事は一定のルールを守れば自由にできる部分が多く、自分の腕次第であるところも魅力ですね。

石川

吉田さんは当社の中堅ホープといった感じで、後輩の意見を吸い上げて上層部に提案する姿もよく見かけます。チームリーダーとして存在感がある。いま「自由度の高さが設計の魅力」という話がありましたが、解析グループも同じです。「ドローンなどで集めた地形データをどう加工して見やすくするか」には、まさに本人のセンスと技術が問われます。プロジェクトの責任者として既存の技術と新技術の合せ技で業務を組み立てていくのは、試行の連続だった若手エンジニアに戻ったような楽しさがあります。とはいえ、自分の若いころとは世代の違う新人を指導する難しさに悩むことも多いのですが、新人が着実に成長する姿を見るのは大きな喜びですね。

吉田

石川さんは私の中では“仕事の鬼”みたいなイメージなんですよ(笑)。だからこそ、会社からの信頼も厚い。樅山さんもほぼ同じイメージです。

樅山

仕事ですから厳しいときはありますし、とことんやりますよ。この座談会メンバーは皆そうじゃないかな。
私は交通事故対策や渋滞対策がメイン業務なので、自分が責任者として提案した施策が行政に採用されて、街の交通がスムーズになった様子を見た時に達成感とやりがいを感じます。先般は国の交通系業務を担当しました。調べては考え抜き改善を繰り返すという苦労もしましたが、発注者側の担当さんと信頼関係を築くことができ、その結果として高評価をいただいたことが大きな自信になりました。

塚原

仕事では、顧客からその道の専門家として見られるので、信頼されるために知識の習得は欠かせないですよね。仕事の成果にも大きく関わってくる。

石川

補償Gは技術部門の中でも、一番知識が必要なイメージですね。

塚原

補償業務は、土地や建築物から目に見えない営業損失など、幅広く調査・評価するため、色々な知識が必要です。
私の業務担当としての役割は、公共工事に伴う建物などの補償に関する現地調査で、作業者の安全確保、確実な業務遂行、発注者対応、地権者対応など全体をマネジメントすることです。自分がグループや会社の代表として、また確かな知識と経験を持つ専門家として各関係者と接する時には大きな誇りを感じますね。「全関係者にとってベターな方法とは何か?」に答えを見つけることが最大のやりがいです。

他部署との連携や
コミュニケーションは??

樅山

例えば、道路渋滞でお困りの地域があったとします。先ず、私が交通量調査をして渋滞対策を立てる。行政に提案して「道路幅を広げよう」と決定があれば、空間計測部が測量して、補償Gが補償に関する調査を進め、企画設計部が設計図を描く。これが建設コンサルタントの流れになります。
昨今の発注形態からここまでの全部署が連携する業務はあまりないですが、企画設計部と空間計測部、企画設計部とインフラ保全部といった2部署で取り組む業務はよくあります。部署間のスムーズな連携も当社の強みですね。

石川

街の区画整理では、各部署から担当者6~7人が集まって協働したことがありました。私も測量担当として参加し、チーム全員から相談を受けながら対応していく中で、同じ測量業務でも他部署の求めるものに応えようと意識することで、仕事のポイントが変わってくるということを学びました。
建設コンサルタントはモノや数値と向き合うだけではなく“人”と向き合う仕事でもあります。そのことを肝に銘じて、今後も社内のチームワークを向上させたいですね。

塚原

補償Gは、企画設計部とは主に農林関係の仕事で関わります。弊社で設計された工事現場の近隣被害調査(事業損失防止調査)を行います。被害が発生しないことを願いつつ、調査のミスも許されません。
空間計測部とは、用地調査での境界立会や現地での物件調査で関わります。用地調査では担当者間の情報共有が重要なので、常に確認し合いながら業務を進めていきます。

吉田

同じ企画設計部でも私は道路担当なので、業務上で関りがあるのは設計前の測量業務で空間計測部、調査業務でインフラ保全部です。一緒にお仕事させていただいている石川さんと樅山さんは、私が入社時にはよく飲みにも連れて行ってもらいました。

塚原

大増は年齢層が厚く、ベテラン上司から駆け出しの若手社員まで、仕事でもプライベートでも遠慮なく相談できる雰囲気がありますね。

樅山

社長も40代と若く、現場からのボトムアップを大切にしてくれます。働き方改革のための職場環境委員会の設置や、本社社屋のリノベーション、社内の情報共有やペーパーレス化もそんな流れから生まれたものです。

吉田

ここ数年で残業時間も大幅に減りました。私自身はいま幼稚園に通っている娘との時間が増えて大いに感謝しています(笑)。逆に、社員同士でのお酒の場は減りましたね。

樅山

社内行事や、その後の懇親会等は定期的にあるから、いい距離感は保てていると思うけど?

塚原

補償Gは大半が支店勤務なので、会社の行事で顔を合わせたときのコミュニケーションを大事にしてます。最近はオンラインミーティング導入で全社が繋がれるようになったので、距離は近づいた感じです。

石川

大増は基本的にアットホームな雰囲気だと思いますが、コミュニケーションを図るための場がもっと増えてもいい気がします。

全員

では早速、会社に意見を上げましょう(笑)。

MESSAGEこれから入社する新入社員にメッセージ

石川

いま測量の世界は、ドローンやレーザスキャナなど新技術の導入で日進月歩です。また近年は全国各地で大災害が起こり、被災地のインフラ復旧だけでなく防災計画でも土木分野の役割が重要になっています。自分の能力で社会や地域に貢献したいとの志のある人なら大歓迎です。

樅山

建設コンサルタントは「人の役に立ちたい」「社会の役に立ちたい」と感じる方に向いている仕事だと思います。また、問題に対する答えを導き出すだけでなく、人に伝える力や説得する力も重要です。そんな“人間力”を磨くことが自分自身の成長に繋がると思います。正直大変な仕事だけれど、やりがいも大きいですよ。

吉田

労働は生活のためであるのはもちろんですが、自分が入社してから見てきた上司や先輩の姿からは、それだけではない「頑張れる何か」が伝わってきました。私も、自分の姿から後輩に感じ取ってもらえるエンジニアになれるよう心がけています。入社後の面倒見はとてもいい会社だと思います。まだまだ私も成長途中ですので、ともに成長しながら働けることを楽しみにしています。

塚原

私は仕事も勉強も自分自身との闘いだと思っています。自分の中で勝敗をつけて「十分にやった」「もう少し頑張れた」「全然ダメだった」などと判断し、たとえ勝ったとしても現状に満足せずに研鑽を積む、そうすることで未来につながると思います。
高い志を持った学生の方はもちろん、これまで建設土木の仕事で自分を磨いてきた方も当社では歓迎します。それぞれの希望や目指す技術者としての在り方をともに探究していきましょう。